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NY株279ドル安、約1年ぶりの下げ幅に

2011年6月2日 8:44

 アメリカの景気の先行きを懸念して、1日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は1年ぶりの下げ幅を記録した。

 1日のニューヨーク株式市場は、アメリカで市場の予想を下回る経済指標の発表が相次いだことから景気の回復が鈍るとの懸念が広がり、幅広い銘柄で株が売られた。ダウ平均株価は、前日比279ドル65セント安い1万2290ドル14セントで取引を終えた。これは去年6月以来、約1年ぶりの下げ幅。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数も前日比66.11ポイント安の2769.19だった。

 アメリカの民間会社が発表した5月の雇用情勢に関するリポートや、アメリカ・サプライ管理協会が発表した5月の製造業景況指数が市場の予想を大幅に下回ったことが株価を押し下げた。また、5月の自動車販売台数が低調だったことも投資家心理を冷やしている。東日本大震災による部品不足の影響が日本メーカーを直撃しており、「トヨタ」がマイナス33.4%になるなど、軒並み厳しい数字となった。