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O-104 死者17人、感染者1530人

2011年6月2日 12:37

 ドイツで発生した腸管出血性大腸菌「O-104」の感染はさらに拡大している。死者は17人、感染者の数は1500人を超えた。

 AP通信によると、ドイツ国内で1日までに新たに1人が死亡し、O-104による死者は17人になった。また、大腸菌が引き起こす溶血性尿毒症症候群(=HUS)の患者は前日より100人増えて470人となるなど、計1530人がO-104に感染していることが確認されている。地方議員らが自らも献血を行い、市民らに協力を呼びかける事態になっている。

 一方、感染源は依然特定されていないものの、ドイツ当局が「感染者はトマトやレタスも食べていた」と発表し、レタスなどが買い手がつかず、畑で大量処分されるといった風評被害が広がっている。

 ドイツ・ハンブルクの市当局から一時、「感染源」と名指しされたスペイン側は現在、ハンブルク市に損害賠償を求める訴訟を検討している。