枯れ葉剤問題 米韓合同で基地内調査
韓国東南部・慶尚北道にあるアメリカ軍基地で枯れ葉剤が埋められた疑いが強まっている問題で、2日、米韓合同による基地内の調査が始まった。
合同調査団は、アメリカ軍や韓国政府、地元住民らで構成されたもので、地中探査機を使い、枯れ葉剤が埋められたとされる場所を調べた他、地下水の採取などを行った。
この問題は、複数の元アメリカ兵が枯れ葉剤の入ったドラム缶を慶尚北道漆谷にあるキャンプ・キャロルに埋めたと証言したもので、先月、アメリカ軍は「枯れ葉剤とは書かれていないが、殺虫剤など化学物質を埋めた記録が見つかった」と発表した。
韓国では、ソウル近郊にあるアメリカ軍基地跡地でも「化学物質を埋めた」とする元兵士の証言を受け、調査が行われている。