×

震災ボランティア、NYで現地の惨状訴える

2011年6月5日 8:41

 アメリカ・ニューヨークで4日、福島第一原子力発電所の半径30キロ圏内でボランティアを延べ2週間続けた女性が講演し、現地の惨状を訴えた。

 講演を行った、大阪のFMラジオ局でDJを務めるKIYOMIさんは4月中旬、立ち入り禁止になる前の福島第一原発の半径20キロ圏内に防護服を着て入り、ゴーストタウンになった町や津波の爪痕を自ら写真に収めた。また、ペットを保護するボランティアにも参加し、放置されたペットの悲惨な状況や救助の様子を詳しく報告した。

 救助された犬の放射線量も入念にチェックされる様子に、会場からは高い関心が示された。

 KIYOMIさんは「(東日本大震災の)被災地の状況を理解してもらうための活動を今後も国内外で続けていきたい」と話した。