イエメン大統領、治療のためサウジに出国
反政府勢力の攻撃で負傷したイエメン・サレハ大統領が4日、治療のためサウジアラビアに出国したとロイター通信などが伝えた。
ロイター通信は、サウジアラビア政府関係者の話として、サレハ大統領が4日、サウジアラビアの首都・リヤドに到着したと伝えた。また、AP通信がイエメン政府関係者の話として伝えたところによると、サレハ大統領の家族も同行しているという。
サレハ大統領は3日の反政府勢力の砲撃で負傷していて、ケガの治療のためサウジアラビア入りし、現在は副大統領が権限を引き継いだと伝えられている。
イエメンでは今年1月以降、サレハ大統領の退陣を求めるデモが続いており、サレハ大統領の出国で退陣に向けた流れが一気に強まる可能性がある。