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負傷のイエメン大統領、サウジでの手術成功

2011年6月6日 13:13

 反政府勢力の攻撃で負傷したイエメン・サレハ大統領が、4日にサウジアラビアに出国し、手術を受けた。手術は成功したという。

 ロイター通信などによると、サレハ大統領は4日、サウジアラビアの首都・リヤドに到着した。その後、反政府勢力の攻撃を受けた際に胸に刺さった木の破片を取り除く手術などをリヤド市内の病院で受け、成功したという。

 サレハ大統領が国を出たことを受け、現在は、副大統領が権限を引き継いでいる。サレハ大統領がこのまま亡命するのではないかという見方も出ており、イエメン国内では、各地で人々が大統領の出国を祝う姿が見られた。一部の兵士も喜びの輪に加わっている。

 今年1月以降、サレハ大統領の退陣を求めるデモが続くイエメンでは、サレハ大統領の出国で退陣に向けた流れが一気に強まる可能性がある。