任天堂 「Wii」の後継機を発表

アメリカ・ロサンゼルスで7日、世界最大のゲームの見本市「E3」が始まり、世界で8600万台以上を売り上げた「任天堂」の据え置き型ゲーム機「Wii」(ウィー)の後継機が注目された。
任天堂は、「Wii U」(ウィーユー)」と名付けた新しいゲーム機を発表した。コントローラーには、タッチパネル式のモニターが搭載されている。テレビ画面と連携してゲーム空間を作り出すのが特徴で、例えば、手元のモニターに映る手裏剣を、テレビ画面に向かって投げるという動きを可能にした。価格は未定で、来年発売される予定。
一方、個人情報の大量流出問題に揺れる「ソニー」は、イベントの冒頭に謝罪を行うなど、異例の新作発表となった。注目されたのは、今回、名称が「プレイステーション ヴィータ」に決まった携帯型ゲーム機の次世代機。携帯電話回線を使ってネットワーク機能を強化し、今年の年末商戦に投入する予定。
携帯電話でゲームを楽しむ人が増え、家庭用ゲームの市場が縮小する中、各社の競争は激しさを増している。