タイ、世界遺産条約からの脱退を表明
タイは25日、ユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の世界遺産条約から脱退すると表明した。
タイは、カンボジアと領土問題を抱え、軍事衝突を繰り返しているが、この地域にあるプレアビヒア寺院遺跡はカンボジアの世界遺産として認定されている。
しかし、タイの地元メディアなどによると、フランス・パリで開催中の世界遺産委員会の総会で、カンボジアが提案していた遺跡の管理計画が話し合われることにタイ政府が強く反発。25日の会合に出席していたスウィット環境相が「世界遺産条約から脱退する」と表明したという。