南スーダン共和国が誕生 独立祝う市民
アフリカ・スーダン南部が9日、「南スーダン共和国」として独立し、アフリカで54番目の国家が誕生した。
南スーダンの首都・ジュバで9日に行われた式典では、独立宣言とともに国旗が掲げられると、集まった数万人の市民は大歓声を上げて独立を祝った。
しかし、長年にわたる内戦で南部はインフラ整備が遅れている他、北と南の境界線の問題や、石油収入の分配をどうするかなど紛争の火種もくすぶっている。
独立式典に先立ち、国連の安全保障理事会は8日、南スーダンに平和維持活動の部隊を派遣する決議を採択し、日本も派遣を検討する構え。