英王子夫妻、結婚後初の海外公務終え帰途に
イギリス・ウィリアム王子夫妻は10日、結婚後初の海外公務となった北米訪問を終え、帰国の途に就いた。
カナダとアメリカを巡る11日間の公式訪問を終えた夫妻は、行く先々で熱烈な歓迎を受けた。地元メディアが連日詳しく伝えたのはキャサリン妃のファッションで、カナダでは、国のシンボルである赤いカエデの葉をデザインした帽子で登場するなど、常に注目された。
夫妻が訪問最終日に訪れたのはアメリカ・ロサンゼルスの貧困地域にある小さな学校で、夫妻は生徒たちのダンスを観賞した。ここでは貧しい家庭の子供たちに芸術の素晴らしさを伝える活動を続けている。夫妻は4月の結婚式の際、贈り物を受け取らず、「その分をチャリティー団体に寄付してほしい」と呼びかけたが、この日の訪問にも慈善活動に光を当てたいという2人の思いが込められていた。
多くの市民が「親しみを感じた」と話すウィリアム王子夫妻が新しい王室のスタイルをどのように築いていくのか、世界からの熱視線は今後も続きそうだ。