英大衆紙の盗聴問題 辞任した経営者を逮捕
イギリスの人気大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」が盗聴を行った疑いで廃刊に追い込まれた問題で、辞任したばかりの経営者が17日、逮捕された。
逮捕されたのは、「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」を発行していた会社の社長を15日に辞任したレベッカ・ブルックス容疑者(43)。ロイター通信によると、ブルックス容疑者は、盗聴問題や情報収集のために警察官を買収したとされる問題について説明をするため、自発的に警察署に行ったところ、逮捕された。
ブルックス容疑者は、31歳で「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」の編集長を務め、親会社のトップで「メディア王」と呼ばれるルパート・マードック氏の側近中の側近として知られていた。
盗聴問題をめぐっては、編集長経験者で、今年1月までイギリス首相官邸の報道責任者だったアンディ・コールソン容疑者が逮捕されている。