ASEAN関連の国際会議開幕
東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の国際会議が19日、インドネシア・バリ島で開幕した。中国とベトナムなどが島の領有権をめぐって対立する「南シナ海問題」が主要なテーマとして話し合われる。
「世界に向けて、南シナ海問題が解決可能なものだと、強いメッセージを送らなければならない」-議長国・インドネシアのユドヨノ大統領は開会の挨拶で、南シナ海問題に触れ、中国とASEAN加盟国の間で法的拘束力のあるルール作りを早急に始めるべきだと訴えた。
23日まで続く一連の会議には、中国やアメリカ、日本なども参加する。この中で、ASEAN側は複数の関係国が関与する解決の枠組みを作るよう中国に迫る構えだが、中国側は当事者2国間での話し合いを主張している。そのため、最終日まで駆け引きや激しい議論が交わされるものとみられる。