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NRC 電源が失われた場合の対策を強化へ

2011年7月20日 8:54

 アメリカの原子力規制委員会(NRC)は、福島第一原子力発電所の事故を受け、自然災害などで電源が失われた場合の対策を強化する方針を示した。

 NRCでは、福島第一原発の事故後、特別委員会を立ち上げ、アメリカの原発の安全性を検証してきた。特別委員会は19日、「アメリカの原発に差し迫った危険はない」とした上で、自然災害などで電源が失われた場合に備え、最低8時間は稼働できる予備電源が必要とするなど電源喪失対策の強化を中心とした提言を行った。これに対し、NRC・ヤツコ委員長は「適切な提言だ」と応じた。

 NRCでは、今回の提言をもとに安全規制の見直しを行い、3か月以内に新たな枠組みをまとめることにしている。