抵抗せず逮捕に応じる ノルウェー連続テロ
76人が死亡したノルウェーの連続テロ事件で、特殊部隊の隊長が27日に会見し、アンネシュ・ブレイビク容疑者は特に抵抗もせず、逮捕に応じたと明らかにした。
ノルウェー・オスロ市内の広場は犠牲者を悼む数千もの花束で埋め尽くされた。ストルテンベルグ首相は27日、真相究明や警察の対応を検証する独立調査委員会の設置を発表、国民には「事件以前よりもさらにオープンで寛容な社会を築いていこう」と呼びかけた。
一方、島で起きた銃乱射事件の現場に向かった警察特殊部隊の隊長が27日に会見し、「こちらは武装している」と警告を発しながら近づくと、ブレイビク容疑者は特に抵抗することもなく、逮捕に応じたと明らかにした。
また、爆破テロ現場にほど近い店舗の防犯カメラ映像が公開された。爆発の瞬間、商品が棚から落ち、店員らが慌ただしく外をうかがう姿が映し出されている。