日本人観光客も多く訪れる中国・杭州や上海で、タクシー運転手によるストライキが起きている。

　中国の「毎日経済新聞」などによると、杭州では、「売り上げの８割以上が燃料費や会社へ納める金でなくなっている」などとして運転手が待遇改善を求め、数日前からストを行っている。参加したタクシーは最大で全体の約３分の２に上り、市民生活にも影響が出ているという。

　一方、上海のタクシー運転手らは、年金の積立金を会社側に負担するよう求めている。燃料費の上昇を受けて、上海のタクシーの初乗り料金は先月、約２割上昇。客離れが起きたため、運転手の間では不満がくすぶっており、１日から断続的にストが起きている。