チリ鉱山落盤事故から1年 作業員が祈り
南米・チリで作業員33人が閉じこめられた鉱山落盤事故は発生から1年がたち、作業員らは5日、集まって祈りをささげた。
ロイター通信などによると、69日間地下に閉じこめられた33人の作業員のほとんどとチリ・ピニェラ大統領らが5日、鉱山の近くの教会に集まった。事故の教訓を忘れず、生還できたことを感謝するため、祈りをささげた。地元メディアによると、作業員の多くが事故の後遺症に悩み、現在も仕事に復帰できない状況が続いているという。
一方、作業員の救出に使われたカプセルが5日、アメリカの首都・ワシントンで公開された。会場には、救出カプセル「フェニックス」の他、作業員が家族に宛てて書いた手紙などが展示されている。この特別展示は来年夏まで行われる予定。