グーグルがモトローラ買収 アップル対抗か
インターネット検索大手「グーグル」が、携帯電話の事業に本格的に参入することになった。
グーグルは15日、アメリカで携帯電話端末を手掛ける通信機器大手「モトローラ・モビリティ」を125億ドル(約9600億円)で買収すると発表した。グーグルは、これまでスマートフォン向けの基本ソフト(OS)をメーカーに提供してきたが、今回の買収で携帯電話端末の製造に乗り出すことになる。
グーグルは声明の中で、買収は「顧客のためだ」と説明しているが、成長を続けるスマートフォン市場では「iPhone(アイフォーン)」を展開する電子機器大手「アップル」がリードしており、大型買収でライバルに対抗する狙いがあるとみられている。