中国初の空母 来年8月就役、南シナ海配備

中国国営・新華社は、試験航海を終えた中国初の空母について、来年8月に就役し、南シナ海に配備される予定だと伝えた。
中国初の空母「ワリャーグ」は先週、4日間の試験航海を行った後、大連の造船所に戻った。新華社は軍関係者の話として、「ワリャーグは試験航海を重ねながら改造を進め、来年8月1日の中国軍の創設記念日に就役し、南シナ海に配備される予定だ」と伝えた。
南シナ海では、領土や資源をめぐって、中国と周辺国が対立している。
また、空母保有の目的について、新華社は中国軍少将の話として、「大国という象徴的な意味を持つだけでなく、実際の作戦範囲は大きく広がり、威嚇する力も増す。領土や領空、領海を防衛し、エネルギーや資源の入手を保障するものだ」と伝えている。