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2011年8月27日 10:00

政権崩壊後、初の金曜礼拝で犠牲者に祈り

政権崩壊後、初の金曜礼拝で犠牲者に祈り
(c)NNN

 リビアで26日、カダフィ政権が事実上崩壊した後、初めてとなるイスラム教の金曜礼拝が行われ、犠牲者への祈りがささげられた。

 カダフィ大佐の拠点制圧から初めて迎えた金曜日、首都・トリポリは、戦闘の犠牲者を悼む祈りに包まれた。一方で、人が集まるモスクの入り口には、「むやみに空に発砲せず、花火で楽しみましょう」という掲示も見られた。

 日常生活を取り戻そうという試みも始まっている。しかし、内戦は癒えることがない傷を人々に残した。オムランくん(10)は5日前、母親と弟を亡くした。家族と車で走っていたら、突然、カダフィ派の兵士から銃撃されたという。一緒に洋服を買った帰り道のことで、何でも聞いてくれる、優しい母親だったという。

 記者「カダフィ派に対してどう思う?」

 オムラン君「みんな死んでほしいと思う」

 トリポリでは今も戦闘が続いている。人々が未来への一歩を踏み出すにはまだ時間がかかりそうだ。