仏南部の核廃棄物処理施設で爆発、5人死傷
フランス南部・マルクールの核廃棄物処理施設で12日、爆発事故があり、5人が死傷した。フランスの原子力当局は「放射能漏れのおそれはない」と話している。
フランス原子力安全局などによると、日本時間12日午後6時45分頃、施設の中にある「低レベル放射性廃棄物」の焼却施設で爆発があった。火は約1時間後に消し止められたが、この爆発で1人が死亡、4人が重軽傷を負った。
マルクールの施設には原子炉はなく、原子力当局は「外部に放射能が漏れるおそれはない」としている。また、周辺住民などへの避難指示も出していないという。
警察や消防が爆発の原因を調べている。