NY株急落、世界同時株安の懸念広がる
22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、世界的な景気の先行きに対する不安から、ダウ平均株価は一時、530ドル近く急落し、再び世界同時株安の懸念が広がっている。
22日のニューヨーク株式市場で、アメリカの日銀にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)がアメリカ経済の見通しに弱気な見方を示したことに加え、アメリカの物流大手が業績見通しを引き下げたことが株価下落に拍車をかけ、ダウ平均株価の終値は前日比391ドル01セント安い1万733ドル83セントと、約1か月半ぶりの安値で取引を終えた。
一方、リスクを回避する動きから円が買われており、ニューヨーク外国為替市場の円相場は一時、1ドル=76円11銭まで上昇した。
また、アジアでも株価が軒並み下落している。韓国総合株価指数は23日午前11時15分現在、前日比5.16%下落の1707.72となっている。香港株式市場でも、ハンセン指数が取引開始直後から値を下げ、2%台の下げ幅で推移している。