安保理、パレスチナの国連加盟で初協議
国連の安全保障理事会は26日、パレスチナが国連に加盟申請している問題について、アメリカ・ニューヨークで初の協議を行った。
安保理での初協議は、パレスチナ自治政府が先週、国連に加盟申請したのを受けて開かれたもので、次回は28日に開くことが決まった。しかし、採決のめどは立っていない。
こうした中、パレスチナ・マンスール国連大使は「安保理の中でも、すでに9か国がパレスチナを国家として認めています」と述べ、安保理が速やかに承認手続きを進めるよう求めた。
一方、アメリカは、パレスチナの国連加盟に反対の立場を明確にしており、拒否権の発動も辞さない構え。安保理内の意見の対立も予想され、結論が出るまでには時間がかかりそうだ。