中国・楊潔チ外相は２６日、アメリカ・クリントン国務長官とニューヨークで会談し、台湾への武器売却の方針を撤回するよう求めた。

　楊外相は会談の中で、アメリカ政府が約４５００億円相当の武器を台湾に売却する方針を決めたことは「米中間の信頼を傷つける」として、方針を撤回するよう求めた。国務省高官によると、中国側は、方針を撤回しなければ、今年１月に再開したばかりのアメリカとの軍事交流を中断する可能性も示唆したという。

　クリントン国務長官はこれに対し、台湾への武器売却は台湾海峡の平和と安定につながるという従来の主張を繰り返したという。

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