釜山映画祭 「布川事件」記録映画が受賞
韓国で行われていた釜山国際映画祭で、日本の冤罪(えんざい)事件をテーマにした映画がドキュメンタリー部門賞を受賞した。
14日にドキュメンタリー部門賞を受賞したのは、今年5月に再審無罪判決が下された「布川事件」をテーマにした記録映画「ショージとタカオ」。この映画は、67年に強盗殺人事件で逮捕された杉山卓男さんと桜井昌司さんが、29年間の獄中生活の後、冤罪を訴え、再審を勝ち取るまでの14年間を追い続けたドキュメンタリー映画。
井手洋子監督は15日、「お二人に喜んでもらえてよかった」「人権という、普段考えないことを若い方に見てもらいたい」と喜びを語った。