公務員給与引き下げでスト続く ギリシャ
ギリシャでは、財政引き締めのため公務員給与が引き下げられ、財務省でもストライキが行われている。
財務省では先週から、「ギリシャは死にかけている」という意味を表す黒い旗が掲げられるなどの状態が続いている。職員たちは「政府が私たちの給料を大幅に減らすから占拠しているんだ」「年金が月20万円くらいもらえるはずだったのに、月13万円に減らされたんだ」と話す。
また、かつて国会だった場所では、タクシー運転手・ソクラテスさん(40)が孤独な戦いを続けていた。国の緊縮財政などで自分たちの給料が減ることなどに抗議するため、4日間、水だけでテント生活を送っているという。ソクラテスさんは「暴力的なデモは、国が挑発してきた時にだけ行うべきです」と話す。
19日からは全国規模のストライキが実施される予定。17日は大規模なデモなどは行われなかったものの、それぞれのレベルで抵抗が続いている。