ギリシャ国債持つ銀行に追加負担求める方針
ギリシャの財政危機をめぐるユーロ圏の財務相会合が21日、ベルギー・ブリュッセルで行われ、ギリシャ国債を持つ民間銀行に対し、追加の負担を求める方針で一致した。
会合では、ギリシャ国債を保有する銀行などに21%の債務負担を求めるこれまでの案では不十分だと判断し、追加の負担を求めることで一致した。ロイター通信などによると、負担分を60%にする案が検討されているという。
また、ギリシャで公務員のリストラや増税などを含む財政緊縮法案が承認されたことなどを受け、会合では、ギリシャへの80億ユーロ(約8500億円)のつなぎ融資が承認された。国際通貨基金(IMF)の理事会の承認を経て、11月前半には実施される見通し。