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独仏首脳 ギリシャ首相交えて緊急協議へ

2011年11月2日 10:27

 EU(=欧州連合)がまとめたギリシャの救済策を受け入れるかどうかをギリシャ政府が国民投票で決める方針を示したことについて、フランスやドイツなどの首脳は1日、先進国と新興国の首脳が集まるG20(=20か国・地域)サミット(=首脳会議)を前に緊急に協議することを決めた。

 フランスやドイツ、EU、IMF(=国際通貨基金)などの首脳は、ギリシャ・パパンドレウ首相を交えて2日に緊急協議を行う。救済策は、ギリシャに対してより一層の緊縮財政を求めているため、国民投票で否決されるおそれもある。EUの首脳らは、これ以上の混乱を避けるため、救済策を受け入れるよう説得するものとみられる。

 ギリシャ政府が国民投票を実施すると発表したことを受け、1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価が一時前日比300ドル以上下落するなど、欧米の株式市場では軒並み株価が下がっている。