ダウ平均株価、一時320ドル以上下落
1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ギリシャの財政再建が遅れるとの不安から、ダウ平均株価は一時320ドル以上値を下げた。
1日のニューヨーク株式市場では、ギリシャ政府が、EU(=ヨーロッパ連合)がまとめた救済策を受け入れるかどうか、国民投票を実施すると発表したことで、ダウ平均株価は取引開始直後から値を下げた。これは、救済策が国民投票で否決されるおそれもあり、ギリシャの財政再建が遅れるとの不安が広がったため。こうしたことからダウ平均株価は一時320ドル以上値を下げ、結局、前日比297ドル05セント安い1万1657ドル96セントで取引を終えた。
また、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、前日比77.45ポイント安い2606.96となっている。
一方、アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は1日から2日間の日程で金融政策を決める会合を開いており、この中で追加の金融緩和策を打ち出すのかどうか注目されている。