受刑者も作業…首都中心に洪水迫り苦肉の策
タイの首都・バンコクの中心に洪水が迫りつつある。洪水対策の人手不足を補うため、タイ政府は、受刑者らを動員して堤防の補修を行っている。
バンコクのチャオプラヤ川へとつながるパトゥムタニ県のプラパ運河では、600人の受刑者が夜を徹して、堤防の補修に当たっている。この作戦は、洪水が長引いて堤防の補修や監視にさらに多くの人手が必要となったことを受けて、政府の洪水対策本部が発案したもので、受刑者の社会奉仕の意味合いもあるという。
バンコクに押し寄せる大量の水は南下を続け、中心部まで約10キロの地点にまで迫っていて、タイ政府は排水作業を急いでいる。