ギリシャ、2月19日に総選挙で与野党一致
ユーロ圏からの救済策の受け入れをめぐり、政治の混乱が続くギリシャで6日、「大連立」を組むことが基本合意された。パパンドレウ首相は辞任する見通しとなった。ロイター通信によると、野党が求めている総選挙は、来年2月19日に行うことで与野党が一致した。
ギリシャの最大野党「新民主主義党」のサマラス党首は6日、パプリアス大統領と会談した。サマラス党首はこの中で、これまで協議すら拒否していた連立政権構想に条件付きながら参加する意向を表明。6日夜にはパパンドレウ首相も含めた3者協議が行われ、「大連立」を結んで新しい首相を選ぶことで合意した。パパンドレウ首相は辞任し、与野党が7日に再び行う協議で次の首相を決めるという。
これにより、ユーロ圏からの救済策の受け入れに向けて一歩前進するとみられる。