韓国政府 北朝鮮への支援、1年半ぶり再開
韓国政府は8日、世界保健機関(WHO)を通じた北朝鮮に対する人道支援を1年半ぶりに再開すると発表した。
韓国政府は、去年3月の哨戒艦沈没事件を受け、北朝鮮への支援を中断していたが、8日、WHOを通じて、694万ドル(約5億4000万円)相当の支援を再開することを決めた。北朝鮮の医薬品支援や医療設備の改善事業に充てられるという。韓国政府が水害支援などとは別に国際機関を通じて人道支援を行うのは約1年半ぶり。
韓国政府は今年9月以降、南北間の民間交流を一部認めるなど、柔軟な姿勢を打ち出していて、核問題などで北朝鮮の譲歩を促す狙いがあるものとみられる。