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2011年11月15日 7:55

上海マンション火災から1年、元住民のいま

上海マンション火災から1年、元住民のいま
(c)NNN

 日本人を含む58人が犠牲となった中国・上海の高層マンション火災から15日で1年を迎えた。元住民らは、新たな住まいも決まらず、苦しい生活を続けている。

 上海で去年11月に起きたマンション火災は、改装工事中に火花が周りに燃え移ったことで発生した。高層階に放水が届かないといった消防の問題や、工事の発注元である地元政府の管理責任を問う声が上がった。

 元住民の一部は今もホテル暮らしを続けている。元中学教諭・高文正さん(73)は、23階の部屋から逃げる際に有毒ガスを吸い、気管支炎を患った。地元政府が提示した補償額は不動産の市価の約半分しかなく、高さんをはじめとした元住民の3分の2は補償案を受け入れていない。

 元住民らは15日、犠牲者の追悼集会を開く予定だが、地元政府は「開催に賛成しない」という立場を取っている。責任追及の声が再び高まるのを懸念しているとみられ、元住民らは地元政府や警察の監視の下、犠牲者の冥福を祈ることになりそうだ。