NY株、190ドル安 原油高や欧州問題で
16日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、原油高やヨーロッパの債務危機が重しとなり、ダウ平均株価は前日比190ドル以上値を下げた。
16日のニューヨーク株式市場は、原油の先物相場が1バレル=102ドル以上と約半年ぶりの高値をつけたことや、ヨーロッパの債務危機のアメリカ経済への影響が懸念されたことから、ダウ平均株価終値は大幅に値を下げ、前日比190ドル57セント安い1万1905ドル59セントと4営業日ぶりに1万2000ドル台を割り込んだ。また、ハイテク株中心のナスダック総合指数も前日比46.59ポイント安の2639.61だった。
原油高が続けば、個人消費や景気の回復にも影響が及びそうだということで株が売られた。また、引けにかけては、格付け会社「フィッチ・レーティングス」が、ヨーロッパの債務問題がこのまま続けばアメリカの金融機関にも影響が及ぶとの見通しを示したことで、金融株などが大きく売られる展開となった。