IAEA理事会、対イラン決議を採択
IAEA(=国際原子力機関)の理事会は18日、イランに対して核兵器開発疑惑への説明を求める決議を採択した。
決議は、イランの核兵器開発疑惑に対する深刻な懸念を表明するとともに、イラン政府に対して積極的な情報開示を求めるもので、賛成32、棄権2、反対1の賛成多数で採択された。
IAEAはイラン政府に査察担当のトップを派遣することも提案しており、疑惑解明への追及姿勢を強める方針。
一方、イラン側は、天野之弥事務局長に対する批判を強めていて、ソルタニエIAEA担当大使は「我々は天野氏がアメリカの言いなりになることを許さない」と話している。イラン側はIAEAの代表団受け入れを拒否する可能性も示唆しており、欧米各国との対立は一層深まりそうだ。