米政府 イランに新たな経済制裁
イランが核兵器開発を進めているとする報告書を国際原子力機関(IAEA)がまとめたことを受け、アメリカ政府は21日、イランに対する新たな経済制裁を発表した。
アメリカ政府は新たに、アメリカの金融機関が中央銀行を含むイランの全ての金融機関と取引することを禁止した。また、アメリカ企業がイランの主要産業である石油化学産業とかかわることを事実上禁止するなど、イラン経済に大きな影響を与えるものとみられる。
クリントン国務長官は21日の会見で、「これでイランに対する制裁が終わったわけではない」と述べ、核開発を続けるイランを強くけん制した。