米国務長官がミャンマー訪問、56年ぶり
アメリカ・クリントン国務長官は先月30日、ミャンマーの首都・ネピドーに到着した。アメリカの国務長官のミャンマー訪問は56年ぶり。訪問期間中には、テイン・セイン大統領や民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんとの会談が予定されていて、両国の関係改善につながるのか注目される。
アジアでの影響力を強める中国をけん制する意味合いから、アメリカはミャンマーに経済制裁を科しつつも、関係の改善を模索している。今回の訪問には、スー・チーさんと話し合いを始めるなど民主改革の兆しを見せるミャンマー側に、さらなる民主化を促す狙いがあるとみられる。