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金総書記死去、韓国主要紙は1面で取り上げ

2011年12月20日 8:05

 韓国の主な新聞は、北朝鮮・金正日総書記死去のニュースを全て1面で大きく取り上げている。

 20日付の「朝鮮日報」の朝刊は、白黒の金総書記の横に後継者の三男・正恩氏のカラーの写真を並べ、正恩氏や北朝鮮のこれからにスポットをあてたものとなっている。また、「東亜日報」は、金総書記と正恩氏の写真に「北朝鮮が(数え年)29歳の若者に渡される」との見出しを付け、息子への後継を冷ややかに報じている。

 金総書記の死去を受け、韓国全軍は非常警戒態勢に入っていて、軍事境界線の近くでは北朝鮮に対する監視が強化されている。軍事境界線の近くでは、今週末にクリスマスツリーの点灯が予定されていたが、韓国メディアは「北朝鮮側を刺激するのを避けるため、政府が取りやめる方針を固めた」と伝えている。ただ、これまでのところ、ソウルはいつもと変わらない朝を迎えている。