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中朝国境の町の北朝鮮領事館に献花の部屋

2011年12月20日 16:33

 北朝鮮・金正日総書記の死去が発表されてから一夜明けた20日、北朝鮮と国境を接する中国・丹東では、北朝鮮の領事館で献花の部屋が設置され、現地に住む北朝鮮の人々などが弔問に訪れている。

 中国側から見える北朝鮮側の町の様子は、人影もほとんどなく、ひっそりとした状態となっている。また、町には半旗が掲げられていた。

 一方、中国側にある北朝鮮・瀋陽総領事館丹東支部には、20日朝から次々と弔問に訪れる人の姿が見られた。総領事館では、女性らが花を手向け、すすり泣く様子も見られた。

 また、20日になって北朝鮮から丹東に入った北朝鮮の市民からは、金総書記に代わって新たな指導者となった三男・正恩氏への忠誠の言葉が聞かれた。

 北朝鮮市民「将軍様逝去の報道を聞いて、太陽が消え、天が崩れ、地球がなくなったような気分です。(これからは)金正恩大将を中心に、私たちは力強く勝利していきます」

 また、北朝鮮との貿易会社では、北朝鮮の従業員が次々と母国に帰り始めているという。