脱北者団体、北朝鮮へ「風船」正恩氏を批判

北朝鮮との軍事境界線に近い韓国・臨津閣で21日午後、韓国の脱北者団体が、死去した北朝鮮・金正日総書記の後継者で三男・正恩氏への世襲を批判するビラを風船につけて飛ばした。
正恩氏への権力移行が進む中、脱北者団体は正恩氏への世襲を強く批判。「世襲は国を滅ぼす」などと書かれたビラ20万枚を21日午後、北朝鮮に向けて風船で飛ばした。
北朝鮮の国営メディアは「偉大な金正恩同志」などと偶像化を進めているが、脱北者団体の代表によると、金総書記死去後に代表が密かに電話で話した北朝鮮の住民らは、正恩氏のことを「小さなガキ」などと呼び、批判しているという。