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国際
2012年5月7日 2:33

仏大統領選、日本時間7日朝に大勢判明へ

 6日に行われたフランス大統領選挙の決選投票は、まもなく開票が始まり、日本時間7日朝には大勢が判明する見通し。現職・サルコジ大統領(57)に対して優勢を保っている野党・社会党のオランド候補(57)は、緊縮財政路線に異議を唱えており、選挙結果は今後のヨーロッパ信用不安対策にも影響を与えるとして世界が注目している。

 選挙戦を通じて厳しい戦いを強いられてきたサルコジ氏は、「富裕層への優遇策で格差が広がった」との批判に加え、経済危機が追い打ちをかけ、結局、劣勢をはね返すことができないまま投票日を迎えた。3日の「IPSOS」による世論調査では、オランド氏の支持率は52.5%、サルコジ氏は47.5%だった。

 オランド氏に投票したという女性は「雇用問題です。私のような若い女性は仕事を見つけるのが難しいから」と話した。

 オランド氏は、「『サルコジ路線』と決別し、弱者を救う」と訴えて支持を伸ばした。しかし、教職員を6万人増やすなど実現性に乏しいバラマキ型の公約も多く、政治手腕を疑問視する声も出ている。

 サルコジ氏に投票した男性が「変動の激しい世界を乗り切るには、サルコジ氏の経験とエネルギーが必要」と話すように、有権者にとってもヨーロッパの信用不安で悪化した経済の立て直しは選挙の最大の関心事だ。オランド氏は、ヨーロッパ全体でまとめた緊縮財政のルールを見直すべきだと主張。この主張が波紋を広げ、オランド氏が当選すれば、今後の信用不安対策に影響が出るとの懸念もある。

 投票は日本時間7日午前3時に締め切られ、即日開票される。日本時間7日朝には、次のフランスの大統領がどちらになるのかが判明する見通し。