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国際
2012年11月5日 13:14

人気の「1ドルストア」その品ぞろえは…

 アメリカでは「100円ショップ」のアメリカ版「1ドル均一」の店が大きく業績を伸ばしている。しかし、品ぞろえは100円ショップとは少し違うという。加藤高太郎記者が取材した。

 全米で300店舗以上を展開する「99セントオンリーストア」は、生活費を切り詰めたい貧困層を主なターゲットにして業績を伸ばしてきた。ほとんどの商品が99セントで売られ、特に食料品が充実している。野菜から果物、卵も18個99セントと一般的なスーパーの半額ほどで売られている。また、風邪薬や鎮痛剤までそろっていて、その割安感で多くの客を引き付けている。

 今、特に出店が相次いでいるのが全米で最も高い失業率(11.8%)のネバダ州だ。カジノを中心とする観光産業への依存度が高く、リーマンショック以降、多くの人が職と家を失い、住宅の差し押さえは約6万7000世帯に上る。開店前の店舗には長い行列ができた。お目当てはオープン記念の特別商品で、先着9人に液晶テレビが99セントで売り出された。

 アメリカでは「砂時計経済」という言葉が語られるようになった。中間層がしぼみ、富裕層と貧困層の二極化が進む現状を表わしている。貧困層の拡大に歯止めがかからない中、「1ドルストア」はその数を増やし続けている。