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国際
2013年1月17日 3:00

アルジェリアで複数の日本人拘束

 北アフリカ・アルジェリア南部で16日、イスラム武装勢力とみられるグループが石油ガス関連施設を襲撃し、日本人を含む複数の職員を拘束した。武装グループは施設に立てこもっているもよう。この事件について、横浜市に本社を置くプラント会社「日揮」は16日夜、「アルジェリアで日揮の関係者複数人が拘束されたことを確認した」と説明した。

 アルジェリア国営通信・APSが内務省の情報として伝えたところによると、16日午前5時、アルジェリア南部のリビア国境に近いイナメナスの石油ガス関連施設で、重武装した一団が3台の車で職員居住区を襲撃した。これにより、外国人2人が死亡した他、6人がケガをした。

 さらに、通信社・DNAによると、武装グループは人質を取って施設に立てこもっている状況で、「アルジェリアの治安部隊が突入すれば施設を爆破する」と話していると伝えている。

 この事件について、日揮は16日夜、「アルジェリアで日揮の関係者複数人が拘束されたことを確認した」と説明した。

 一方、アイルランド政府は人質の中にアイルランド人1人がいると公表、イギリス外務省も自国民が拘束されていることを認めているが、人質の人数や国籍をめぐる情報は錯綜している。

 イギリス石油大手「BP」などによると、事件があった施設では、BP、ノルウェーの石油会社、アルジェリアの国営会社の3社が06年から天然ガスの採掘を行っていて、日揮が10年からプラント建設を手がけている。

 一方、隣国・モーリタニアの通信社は、国際テロ組織「アルカイダ」と関連するイスラム武装勢力を名乗るグループが「外国人41人を拘束した」との犯行声明を出したと伝えた。

 声明はイスラム武装組織「ムラッサミン」の報道官を名乗る男からの連絡で、「アメリカ人7人を含む10か国41人の外国人を拘束した」と述べたという。ただ、日本人については言及されていない。男は犯行の理由について、西アフリカ・マリ北部を実効支配するイスラム過激派組織に対して、フランスなどが軍事作戦を行っていることへの報復だとしている。