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国際
2013年2月16日 19:06

ロシア隕石落下、現地から記者が報告

 ロシア中部・ウラル地方に15日に落下した隕石(いんせき)の被害が拡大している。これまでのケガ人は約1200人に上り、被害額は30億円を超えるとみられている。最大の被害が出た街・チェリャビンスクから岩崎建記者が報告する。

 16日のチェリャビンスクは普段と変わらない生活が営まれているが、あちこちに隕石落下の爪痕が生々しく残っている。特に多いのが割れた窓ガラスで、取材中に車で走っていても数分おきに目にする程で、衝撃波がいかに強烈で広範囲にわたったかを物語っている。また、大きな被害を受けた工場では、レンガ3つ分の厚さがある壁が爆撃を受けたように崩れていた。

 被害はロシアの4州と隣国・カザフスタンに及んでいて、ロシア内務省によると、ガラスの破片などでケガをした人は約1200人に上っている。また、インターファクス通信によると、4480棟の建物に被害が出ている。

 落下した隕石について、NASA(=アメリカ航空宇宙局)は大気圏に突入する前の隕石の大きさが直径15メートルから17メートル、重さは約1万トンと推定している。爆発の威力は約500キロトンで、単純計算すると広島に投下された原爆の30倍以上に上る。

 また、チェリャビンスクから約70キロ離れた湖では、隕石の破片によってできたとみられる直径約8メートルの穴が見つかっていて、ロシアメディアによると、ダイバーが隕石の捜索を行う予定。

 夜間は氷点下20℃近くにまで冷え込み、壁や窓ガラスが壊れたままの生活は過酷なことから、ロシア政府は軍やレスキュー隊を一帯に派遣して住民の支援などを行うとしている。