日テレNEWS
国際
2013年2月28日 8:13

熱気球墜落 別のパイロットが証言

 エジプトの観光地・ルクソールで26日、熱気球が空中で火災を起こして墜落し、日本人4人を含む19人が死亡した事故で、乗客が次々と飛び降りていった様子を別の気球を操縦していたパイロットが証言した。

 気球が火災を起こした際に、数十メートルの距離で別の気球を操縦していたパイロット・ユセフさんは、出火直後の様子について、「70~80メートルで4人が飛び降りた」と語った。ユセフさんたちの目の前で、炎に包まれた気球からまずパイロットと2人の乗客が飛び降り、その後、上昇を始めた気球から4人の乗客が飛び降りたという。ユセフさんが操縦する気球には、事故の様子を撮影した乗客も乗っていた。

 エジプトの地元紙は、事故を調査している民間航空省が、消火活動を行わず、乗客を置いて脱出したパイロットの責任を問うべきだとの見方を強めていると伝えている。

 一方、事故は観光都市であるルクソールにも暗い影を落としている。著名な観光スポットには外国人観光客の姿も徐々に戻っているが、観光業の人からは事故の影響を心配する声も聞かれる。

 エジプト政府は事故調査チームの設置など真相究明に取り組む姿勢を強調することで、観光業への打撃を抑えたい考えとみられる。