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国際
2013年3月20日 23:43

開戦10年のイラクで3件の爆発、2人死亡

 03年にアメリカ軍などがイラクに進攻したイラク戦争の開始から10年を迎えた20日、首都・バグダッドでテロとみられる爆発が3件確認され、地元メディアによると、2人が死亡、15人がケガをしたという。

 バグダッドでは、10年の節目を記念する特別な式典などは予定されていないが、テロを警戒して普段より多くの検問所が設けられているという。

 バグダッドでは19日も連続爆弾テロがあったが、何事もなかったかのように下校する子供たちの姿も見られ、非常事態が生活の一部になってしまっているかのようだ。

 イラクに大きな傷を残したイラク戦争だが、根拠とされた「大量破壊兵器」は結局見つからなかった。この「大量破壊兵器」については、戦争終了後のアメリカ政府の調査報告書で、「見つからなかった」とはっきり述べられている。

 オバマ大統領は日本時間20日に声明を出したが、アメリカ軍の犠牲者を悼んだだけで「大量破壊兵器」には触れず、戦争の是非を問うような議論はもう蒸し返したくないという姿勢が見える。

 しかし、アメリカ軍が去った今もテロなどによる暴力の連鎖は続いている。取材に応じたイラク人の一人は「まだ戦後は始まっていない」と話した。イラクの人々の今の気持ちを端的に表しているといえる。