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国際
2013年5月7日 20:26

米国は言行を一致させるべき~中国外務省

 アメリカの国防総省は6日、中国の軍事力に関する年次報告書を公表した。沖縄県の尖閣諸島を中国政府が自国の領土として扱うため、独自に「領海基線」を設定したことについて、報告書は「不適切」だという認識を示した。これに対し、中国の外務省は7日、正当性を主張、アメリカを批判している。

 この問題は、中国政府が去年9月、尖閣諸島を中国領として扱えるような形で周辺の海域に「領海基線」を独自に設定し、国連に申請していたもの。アメリカ国防総省は今回の報告書で、この設定は「国際法に合致しない」もので不適切だという認識を示した。

 報告書ではこの他、「中国は軍事技術の向上などのために国家が支援するスパイを使っている」と指摘。アメリカの政府や企業のコンピューターシステムが、サイバー攻撃を受けたことについて、政府や軍が直接関与している可能性を指摘した。

 この報告書に対し、中国外務省は7日、「領海基線の設定は、国連の海洋法に沿ったものだ」と述べ、正当性を主張した。その上で、「アメリカは尖閣問題で特定の立場を取らないと言ってきたが、言行を一致させるべきだ」と批判した。