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米、CIA元職員のパスポートを無効に

2013年6月24日 11:11

 アメリカ政府による通信情報の収集を暴露したCIA(=中央情報局)の元職員が23日、エクアドル政府に亡命の申請をしたことがわかった。また、アメリカ国務省は、スノーデン氏のパスポートを無効にしたことを明らかにした。

 インターファクス通信などによると、機密情報の漏えい容疑などでアメリカ政府に訴追されているCIAの元職員、エドワード・スノーデン氏(30)は23日、滞在先の香港から民間機でロシアのモスクワへ移動し、空港内のホテルにとどまっているという。これについてエクアドル外務省は23日、「スノーデン氏から亡命申請を受け取った」と発表した。

 タス通信によると、スノーデン氏は空港内でモスクワ駐在のエクアドル大使と面会したということで、24日に民間機でキューバへ向かう予定だという。

 これについてアメリカ国務省のサキ報道官は、スノーデン氏のパスポートを無効にしたことを明らかにした。「スノーデン氏のような重罪で指名手配されている人物は、海外への渡航を許可するべきでなく、アメリカに戻ってくる必要がある」としている。

 また司法省は身柄の引き渡しに向け、スノーデン氏が向かおうとする国と法的な協力を続けていく方針を示した。