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国際
2013年9月11日 14:27

米大統領、露提案受け入れの方針を表明

 シリアが化学兵器を使用したとされる問題をめぐり、アメリカのオバマ大統領は10日、全米に生中継された国民向けの演説で、化学兵器をシリア国外に出して廃棄するというロシアの提案を受け入れる方針を表明し、軍事攻撃よりもまず外交的解決を模索する考えを示した。

 オバマ大統領「いかなる合意もアサド政権が義務を果たすと証明する必要があるが、この(ロシアの)提案は武力行使なしで化学兵器の脅威を取り除く可能性がある。そのため、私は議会指導部に軍事介入承認決議投票の延期を要請した」

 オバマ大統領はまた、シリアの化学兵器の廃棄を確実にするための国連安全保障理事会での決議を目指し、ロシアやフランスなどと協議していくとしている。

 オバマ大統領が方針を転換した背景には、アメリカ議会の説得が難航していることに加え、厳しい世論がある。

 演説を見ていた人「シリアのような場所に軍事力を行使するのは非常に危険だ」

 その一方でオバマ大統領は、協議が不調に終わった場合に軍事攻撃に踏み切る構えは維持する考えで、判断の難しい局面が続くことは間違いない。