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国際
2013年10月17日 11:30

米国の「債務不履行」土壇場で危機回避

 アメリカが「債務不履行」に陥る恐れは、土壇場で回避されることになった。アメリカの議会下院は16日夜、債務の上限を来年2月まで引き上げる妥協案を可決した。オバマ大統領の署名を経て成立する見通し。

 与野党の妥協案は16日夜、上院で可決されたのに続き、下院本会議でも可決された。上院が取りまとめた与野党の妥協案は、来年1月15日までの暫定予算案を成立させ閉鎖されている政府機関を再開すること、来年2月7日まで政府の支払いができるよう債務上限を引き上げることが柱。

 焦点は、下院で過半数を握る野党・共和党の対応だったが、対立の発端となった「医療保険制度改革」の見直しを含め、16日になって主張をほぼ取り下げた。議会を通過した法案はオバマ大統領の署名を経て、16日夜のうちに成立する見通し。

 オバマ大統領「速やかに政府機関を再開させる。国民や経済のために、不確実さを取り除かなくてはならない」

 これでアメリカの債務不履行の危機は当面は回避されることになるが、現段階では単に先送りされたに過ぎない。期限ギリギリまで調整がきかないアメリカの与野党対立は、世界経済のリスクとして残ることになる。