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国際
2013年11月9日 10:39

社会への報復~山西省連続爆発の豊容疑者

 中国山西省の共産党委員会のビル周辺で起きた連続爆発事件で、8日に拘束された男は、“社会への報復”として事件を起こしたことを認めているという。

 事件をめぐっては8日、太原市のタクシー運転手・豊志均容疑者(41)が、公衆の安全を脅かしたとして拘束された。警察によると、自宅からは手製の爆発装置などが押収され、豊容疑者は、「社会に対する報復として爆発事件を起こした」などと容疑を認めているという。“社会への報復”を実行するに至った背景は明らかにされていないが、豊容疑者がかつて住んでいた地区が5年前に再開発の対象となり、豊容疑者も立ち退きをさせられていたことがNNNの取材でわかった。

 豊容疑者が住んでいた地区は立ち退きが進み、現在は誰も住んでいない。近くには高層マンションが次々と建っていて、周囲には立ち退きに反対し、家に残って陳情を続けている人々もいた。

 立ち退きに反対し残る住民「一般庶民の最大の財産は家です。家がなくなったら抵抗しますよ」「この辺りで起きていることを政府にわかってほしい」

 豊容疑者も立ち退きなどの問題をめぐり、政府の対応に不満を募らせていた可能性も出ている。